2015年3月12日・13日トワイライトエクスプレス・北斗星ラストラン!!そして寝台特急の歴史にまた1つ、幕が閉じる・・・。
時は1988年。
JRへ変わってから1年。
青森と北海道を結ぶ青函トンネルが開業した。
そのときに走り始めた、「北斗星」
北斗星に遅れること1989年に豪華寝台特急として登場した、「トワイライトエクスプレス」
など豪華な寝台特急が走り始めた。
あれから・・・27年。
ついに、2015年3月、北海道新幹線工事の影響により、北斗星は臨時化、トワイライトエクスプレスは完全廃止、ということになってしまった。
これで、残る寝台列車はあと片手で数えられるほどしかなくなってしまった・・・。
歴史に流され、あとわずかな数しか残っていない寝台列車。
そんななかでも、2015年3月に廃止(定期運行終了)の「北斗星」「トワイライトエクスプレス」を紹介します!
なお、それ以外の寝台特急はまたいつか別記事で紹介します。
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1988年 青函トンネルの開業に伴い登場し、豪華寝台特急として人気を集めた。
本日(2015年3月13日)までは上野~青森間がEF510-500、青森~函館間がED79、函館~札幌間がDD51重連によって牽引されていたが、今後は・・・どうなるのでしょう。
客車は24系12両での運転だが、札幌寄り12号車は電源車であるため、一般人の立ち入りはできない。
数年前までは上野ー青森間はEF81だった。
車内設備
A寝台・・・ロイヤル、ツインデラックス
B寝台・・・デュエット、ソロ、Bコンパート、開放式B寝台
食堂車、ロビーあり
こちらは、B寝台二人用個室「デュエット」の車内。
窮屈だろうが一人あたりの値段は開放式B寝台と変わらない。
(なお、ひとりで利用する場合も2人分の寝台券が必要・・・だったはず。)
こちらは、B寝台一人用個室「ソロ」の車内。
開放式B寝台と同じ値段で個室が使える、かなりお得な部屋だと思う。
設備もいいしね。これは値段の割りに豪華だよ。
北斗星の旅
北海道紀行 北斗星に乗って 2-1 - Special Rapid 223の鉄道系毎日
自分が北斗星(Bコンパート)に乗車したときの記録。
2015年3月をもって、定期運行は終了される。
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寝台特急「トワイライトエクスプレス」大阪~札幌間
1989年に登場した列車。こちらも豪華寝台特急として現在も人気を集めている。また、日本一の長距離寝台特急としても有名であった。
列車は24系客車10両+機関車による運転で、機関車は大阪~青森間がEF81、青森~函館間がED79、函館~札幌間がDD51の重連。
・車内設備
A寝台・・・スイート(展望室タイプ、方窓タイプ)、ロイヤル
B寝台・・・ツイン、シングルツイン、Bコンパート
食堂車、サロンカー、ミニロビーあり
B寝台・・・シングルツイン
一人用(二人用)個室。補助ベッドを使うのには別料金が必要。
ただ、2階部分に窓はない。'(確かそう
狭いけどぜひ一度は乗ってみたかったです・・・。
B寝台・・・ツイン
2人用個室。この写真には写っていないが2階部分にベッドがあります。1階部分はイスを変形させてベッドにさせるそう。
このツイン、値段の割りに結構豪華な室内だと思うんですが皆さんはいかがでしょうか?(実際に一度「10時打ち」予約に挑戦したが取れなかった・・・。)
A寝台・・・ロイヤル
こちらはA寝台個室「ロイヤル」の車内です。
2人利用も可能だとか。こんなので旅行するとかなったらもう僕どうかなっちまうわ・・・。
サロンカー
こちらは、車両の中ほどにあるサロンカー「サロン・デュ・ノール」です。
イスやソファーは日本海側に向けられています。北斗星にはこんな凄いのなかったよぅ。
B寝台・・・Bコンパート
さあ、最後はこの当列車で一番リーズナブルなBコンパートを紹介したいと思います。
このBコンパートは開放式B寝台の状態に、鍵付きの扉を付けたものです。
それなのに料金は開放式B寝台と同じだという、(トワイライトに開放式B寝台はありませんが。)簡単に個室感覚が味わえるものです。
どうでもいいですが僕は「北斗星」でBコンパートに乗車しました。
以下、写真
札幌行きトワイライトは11:50発でした。僕が撮影したときは結構なファンが集まってました。
大阪行きトワイライトは12:53着。この日は生憎の雨でした・・・。
トワイライトエクスプレス 大阪 の行き先表示板。廃止されると当たり前だがもう見れなくなってしまう・・・。
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※番外編
1999年に客車全室A寝台個室の豪華寝台特急として登場した。
牽引機関車は北斗星と変わらず上野ー青森間EF510-500、青森ー函館間ED79、函館ー札幌間DD51重連。
列車は、E26系客車によって構成されている。
2010年6月24日までは、上野ー青森間はEF81に牽引されていた。
(ウィキペディアより)
車内設備は全車A寝台個室。スイートも存在する。
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1956年に登場し、絶大な人気を誇った「あさかぜ」
以後、寝台特急(ブルートレイン以外も含む)は増殖の一途をたどり、最盛期には日本を縦横無尽に走っていた、寝台特急。
しかし、時代は新幹線や航空機。
寝台特急は、新幹線や航空機、高速道路網が整備されていった結果、利用客が激減し、衰退の一途をたどることになる。
そして、2015年3月12日・13日、新たに「北斗星」「トワイライトエクスプレス」が廃止となる・・・。(北斗星は定期運行終了ですが。)
これで、残る寝台列車は、東京ー出雲市、高松間を結ぶ「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」、青森ー札幌間を結ぶ「はまなす」、上野ー札幌間を結ぶ「カシオペア」、臨時北斗星のみになってしまった。
さらに、北斗星は今年8月の全廃が決まっているし、カシオペアとはまなすはいずれ廃止になることが決まっている。
・・・残りの寝台列車にはエールを送りたいところだ。また、これから伸びるであろうクルーズトレインの動向にも注目したい。
以上 最後まで見てくれてありがとう。