【2016東北旅】 第10回 秋田で迎える、新鮮な朝
2016.3/27 6:40
旅もいよいよ後半戦に入った3日目。ダイヤ改正2日目。
秋田で迎える朝でございますよ!
今日もすっきりと晴れていて気持ちがいい!
本日は朝にあまり余裕がないのでせっせと準備をして朝食を食べに行きます。
あ、このホテルでです。ホテルで朝食食べられると楽なんですよね。おいしいですし。自分はコンビニで買ったものを車内で食べるというのが一般的なのでみなさんにとっては当たり前のことかも知れませんが自分にとっては新鮮なのです!
7:28
レストラン(…と呼んでいいのだろうか)からはくっきりと秋田の山々が見えます。
方角はちょっとわかんないですけど((
朝食(バイキング)をいただいたら清々しい気持ちで外へ出ます。
この日も気温は12℃くらいだったかな、東北にしては暖かいと思う…。
地元の12月や1月の暖かい時と同じくらいです。
そういえばこの年は暖冬でしたしね。
7:46
東北地方は県都の人口から見て仙台以外そんなに発展していないんじゃないか、と勝手に思っていましたがそんなことないですね。勝手な思い込みでしたorz
(ちなみに秋田市の人口は2016年10月地点で約315000人と、私が住んでいるとこよりも少ない)
人通りの少ない日曜日の街中を、秋田駅に向かって歩きます。
駅の売店で駅弁とかいろいろ買い込んだら…。
8:01
秋田駅の改札前へやってきました。
前日(2日目)とは違って大勢の人で賑わっています。
まあ、前日ここに来たのは20時過ぎですからね。しかも土曜日だし…。
私、とってもワクワクしておりますo(*゚▽゚*)o
そのワケは…。
リ ゾ ー ト し ら か み
出ましたっ!!個人的にはJR東の代表的な観光列車のうちのひとつだと思っています。このリゾートしらかみは秋田駅から青森駅まで、東北を背骨のように貫く奥羽本線経由ではなく、風光明媚な五能線経由で向かいます。
五能線といえば、鉄道ファンなら言わずともわかりますかね…。
心踊らせながら、列車の待つホームへ。
8:07
嗚呼、見たかったよ!
こいつも憧れだったんだよ!
そんな憧れが、今、目の前にいるぅぅぅぅ!!
どことなく首都圏のE233系を思い出させるお顔ですね。嫌いじゃないです。
まだ誰もいないうちに車内の写真でもささっと撮っておきましょうw
(以下の説明は、リゾートしらかみ 青池編成の説明です。)
こちらは指定席の座席。リゾートしらかみは全車両(4両)が指定席です。
1、3、4号車は写真のようにフリーストップリクライニングシート。シートピッチは驚きの1200mmで、特急としても通用しそうです。てか、どこいらの特急よりも素晴らしいぞ。
ちなみに座席がある部分は観光列車らしく、床から一段上になっています。
窓もかな~りでかい。
写真には写っていませんがもちろんテーブルもあります。
また、先頭には…
このように前が見える空間があります。指定席ではありませんのでみなさんが譲り合って利用するスペースとなります。
記念スタンプなども設置されています。観光列車らしい。
そして…
個人的に気になった運転台。
だいぶハイテクですな。
ディーゼル車両(こいつはハイブリッド車両ですが)は運転台がもうめちゃくちゃになってたイメージがあるんですが…。
首都圏の電車と変わらなさそうですね。
さてさて、お次は2号車。
2号車はボックスシート車両。
1ボックスあたり4人まで乗車することができます。(1~3人でもボックスを指定できるが、相席になる可能性アリ)ボックスは写真の通り壁で仕切られています。しかも驚きなのはこの設備で普通車指定席と値段が変わらないこと!!
いやいや、素晴らしいですね。
あ、写真には収めていませんが、この座席、ちょっと作業を行うと、お座敷のような形になります。実に素晴らしい((何回素晴らしいって言うんだ
もちろんボックス席は五能線内では海側となります。
一通り写真を撮ったところで、一旦外へ出ます。
「秋田の列車」をまだ全然見れていないのです。
こちらは出発していったキハ40形4連。
いくら地方のキハ40とはいっても4つも連なると風格がありますねー…。
E751系という車両です。
雪対策か知りませんが前照灯がだいぶ高い位置についてますね…。
ちなみにリゾートしらかみの14分後に出発するこのつがる1号は奥羽本線経由なのでリゾートしらかみよりも青森へ早くつきます。
どちらも青森へ向かいますが青森へ急いでいる人はこちらを使うといいでしょう。
そして…。
当時、50系客車がまだ残っていた東北にロングシート車両の嵐を巻き起こした701系、のトップナンバー。
ボディも凹んだりしてるし、車番も消えかかってるし、だいぶ傷んでますね。
車両自体も低コストで作られているそうですが、そもそも東北の車両は使用条件が過酷そうですね。
さて、出発時刻が近づいてきたようだ。車内へ戻ろう!
続く
前面展望動画
前回投稿した…
この記事に…
【HD前面展望】北上線 和賀仙人~ほっとゆだ キ... 投稿者 Ocean283
前面展望動画を貼り付けました!!時間は約15分半です。
今後もちょいちょい前面展望動画を上げていければなあと思います。
一応フルHD動画(1080p)ですが、動画自体が重いので、環境によっては1080pで見れないかもです…。画質変更は右下の部分から変更してください。
この区間、はっきり言ってしまえば「The・ローカル線」です。
前半は延々と山を登っていきます。人家はほぼ皆無…。
後半では夕日に向かって走るシーンがあります(´∀`)
どうぞのんびりと………。
コメントは全ての受験が終わったら見るので、それまで待っててください…。
【2016東北旅】 第9回 山越え谷越え、夜を迎える
いよいよ受験が2週間以内と、だいぶ迫ってきました…。
勉強はそれなりにしているはずなのに、なかなか実力に変化が表れない日々にもどかしさを感じている今日この頃です。
あ、そういえば、あけましておめでとうございます。
はてなではあいさつしてませんでしたね。
15:54
盛岡行きの電車に乗り込んだ我々はあったかい車内で車窓を眺めます。
2両だからかそれなりに混雑しています。ロングシートでも座れない(´・_・`)
15:56
ここは前回紹介した中尊寺近くから見えるあの高架橋です。
2両は不釣り合いとか言ってたとこですよ!!
それにしても東北本線って駅間長いし速度も結構出すんですね。
速度計見てると110km/h近く出ています。
2両の普通がそんなに出すとはちょっとだけ驚き。
まあ地元は120km/hがバンバン走る街ですけどね。(無駄に張り合う。)
16:25
4時も過ぎると影がだいぶ長くなってきます。
今日はいい天気だったなぁ…。
とは言ってもまだ日は沈まない。
16:25
ここはこの旅の2年前に乗車した北斗星で、夜中車窓を見ている途中に通った川だと思うんですが、確証はありません。
でも、恐らくそうだと思う…。なんたる偶然。2年前見て、ここはどんな地なんだろう…と思ったところを今、眺めている。
それは今まで通ったところも同じ。
上野~仙台と小牛田~は2年前の北斗星とこの旅で重なってるんです。
16:26
あのまま盛岡まで乗ると思ったら大間違い。
北上駅で下車します。
ここでかなりたくさんの人が下車しました。結構利用客いるんだな((
そして私はここから…。
北上線に乗車します!!
いよいよ北上をやめ、次は西へ西へ進みます!!
車両はいかにもローカルな1両編成。キハ100というやつです。
ローカル線に乗ったら私がすることといえば…。
先頭の確保!
ローカル線はなんか、前を見たくなっちゃうんですよね。あとはこれから夕日が待っている…から西(つまり前)が見たいってのもありますけど。
16:56
お客さんはそんなに乗ってないと思っていたけど、次の柳原という駅で中学生?が大量に乗り、車内は結構混雑してきました。
まだまだ車窓はローカル感があまりありません…。
あと、肝心な太陽は…。
17:03
いよいよ山を正面に迎え、車窓にも田んぼや家が少しずつ減ってきます。
山には雪も見えています。ここ2日間、東北とは思えないほどに暖かかったのにまだ溶けないんだな…。
うわっ!
17:05
この瞬間を待っていた!!
今まで恐らくこんな景色は見たことがない!!
線路の行先にかすかにオレンジがかった太陽が待っています。
線路が輝いている…。
17:15
和賀仙人という変わった名の駅を過ぎると列車は湯田ダムによってせきとめられてできた錦秋湖という湖のほとりを走ります。
ここは太陽の光が届かないのか雪が比較的多く残っています。
ちなみに錦秋湖が出来るまでは北上線は今の錦秋湖の底を走っていたらしい。
そんな時代のお話がここに
第二次和賀計画☟
http://yamaiga.com/rail/waga2/main0.html
私の大好きな山さ行がねがさんのページより北上線に関係するものへのリンクを勝手に貼らせていただきましたm(_ _)m
昔々はこんなバカでかい湖の下に人の生活があったのだと思うと、なんか…ダムって…悲惨だな。
17:21
もうここまで来れば湖から離れてきます。
しかし、対岸には直立する立ち枯れた木々の姿が…。
普段はそこの高さまで水位があるんでしょうね。
17:23
ああ、日が沈んでいく…。
個人的にこの部分が北上線のハイライトかなと勝手に決めつけたり…w
でもほんとに、感動モノですよ。
あ、そういえば、動画があるんですよ。
さっき話した和賀仙人からこの夕日を眺めてほっとゆだ駅に至る部分です。
個人的にお気に入りの前面展望動画ですw
ちょっと長いですがぜひご覧ください。
[http://
【HD前面展望】北上線 和賀仙人~ほっとゆだ キ... 投稿者 Ocean283:title]
一応フルHD動画(1080p)ですが、動画自体が重いので、環境によっては1080pで見れない可能性があります…。画質変更は右下の部分から変更してください。
この区間、はっきり言ってしまえば「The・ローカル線」です。
前半は延々と山を登っていきます。人家はほぼ皆無…。
後半では夕日に向かって走るシーンがあります(´∀`)
ほっとゆだで中学生らしき乗客がたくさん降り、車内は一気にガラガラに。
1両なのにこれだけしか乗ってねえのかよ…と思っちゃいます。
17:29
ここも比較的雪が多く残っている…。
こんな足跡ひとつない雪を見ちゃったら足跡つけたくなっちゃうなぁw
地元は年に数回しかこんな感じにならないんですよ。
ゆだ高原駅を過ぎると県境を越え、岩手県から秋田県へと入ります。
人生初秋田県!!通るのも初めて!!
秋田県こんばんは!!\(⌒日⌒)/
県境付近で水の流れも変わり、今度は黒沢川という川にそって走ります。
山越え谷越え…。
17:58
終点・横手駅に近づくにつれてだんだんと人家が多くなっていきます。
空が綺麗なグラデーション♪
雲ひとつないですなぁ。
列車はゆっくりと主要駅らしい構えの横手駅に入っていきます。
18:02
1両の小さな気動車に揺られること約1時間20分。
降りるとそこは秋田県です。
山一つ越えてきてしまったんだ…( ´ ▽ ` )
それにしてもこの長いホームの中にぽつんと佇む姿が可愛らしい←
こちらは駅名板。
後ろに街並みが写っていますが失礼ですがまさか横手がこんなに街だとは思いませんでした…。
そんな横手で夜飯を食べることにします。
横手と言えば…?
アレ、が有名ですよね?
日本三大焼きそばでもあるんですよ?
でた~っ!横手焼きそば!!
前々から横手焼きそばの存在は知っていましたが、なかなか食べに行ける距離でもなく、とりあえず存在を知識として入れておくという状態でしたが今回は横手を通るということでちょっと食べようじゃないか!と。
横手焼きそば - Wikipedia
食べ方はちょっと独特で、目玉焼きの黄身を崩して、ちょっと多めのソースと絡めて食べるそうです。
味はやっぱりうまい!!横手焼きそば最高!!
目玉焼きの黄身とそばが結構合うんですよ。
結局2玉食べました。ほんとにおいしいんですよ。
おいしいものでお腹を満たしたら再び駅へ戻ります。
18:44
もうすっかり夜です。
暗闇の中で白い光を放つ横手駅のシルエットはかっこいい…。
暗闇の中で白い光を放つならなんでもかっこいいだって?
うーん…(´-ι_-`)
横手から乗車するのは奥羽本線・秋田行きです。
昔は優等列車がたくさん通ったであろう奥羽本線も今では2両ワンマンの電車がこぢんまりと走るだけになっています。
この時間帯だけかもしれませんが…。
外はもう真っ暗なのでそう写真を撮ることもありません。
19:41
車内はご覧のようにかなり空いています。
また、奥羽本線も結構駅間が長く、速度も結構出します。
この701系がうるさいからそう感じるだけかもしれませんが…。
701系はほんとにロング地獄です。
まだE721系のほうがいいんですけど!
途中の大曲で秋田新幹線と合流します。
旅先で夜になっても電車を乗り続けるということは最近は少ないので、なんだか新鮮な感じがします。
20時13分、秋田駅に到着です!!
さ、寒い…((((;゚Д゚))))
別のホームには、まださらに北に向かう大館行きが。
しかし今日はこの秋田駅で終わりです!
20:18
E6系のデザイン・カラーリングは結構お気に入りです。
キハ40系の姿も。てか今回キハ40系の姿を見るのってもしかしたら初めてじゃないか…?そんなことはさすがにないか?
男鹿線の列車でしょうね。
改札を出ます。
改札を出て、ホテルのある方向に向かうのですが、さすが県都の駅・秋田駅。
駅の設備とかいろいろ充実してますなぁ。
まあ、当たり前と言っちゃあ当たり前なのかもしれないけど…豪華だ。
仙台と比べてはいけません
20:29
秋田駅の外観。
タクシーがたくさん止まってます。
それよりも駅のカラフルさに驚きます。
大人っぽい色…。
駅近くにあるコンビニで適当に夜食を買い、ホテルへ。
横手焼きそば3玉食べれば良かったと後悔(もう遅いってば…)
結構食べます()
部屋でくつろぎ、就寝…。
23:10
秋田の夜は静かに過ぎていきます。
(-_-)゜zzz…
2日目の移動距離
松島海岸→石巻あゆみ野(駅見学)→石巻(乗り換え)→小牛田(乗り換え)→一ノ関(乗り換え)→平泉(昼食・観光)→北上(乗り換え)→横手(乗り換え・夕食)→秋田
2日目…277.7km
前1日目~1日目…758.6km
計1036.3km