日本一深いモグラ駅!夜の土合駅へ行ってきた。 序
※これは、2014年冬の旅行の内容から一部抜粋して作られたものです。
皆さん、こんにちはー。(多分)
本日はですね、鉄道好きならず、一般の方も知っているであろう、日本一地上から深いところにある「土合駅」へ行ったレポをお届けしたいと思います。
本当なら昼行ってたかも知れませんが、時間的な都合上、夜となってしまいました・・・。
そしてですが、時期は「冬」です・・・。
それでは、まずは簡単に土合駅について勉強しましょう!
- 土合駅の概要
土合駅は、群馬県の普通鉄道のなかでは最北端に存在する駅です。
以下、我らの偉大なウィキ先生より一部引用。
下りホームが新清水トンネル内にあり、駅舎(地上)からは10分ほど階段を下りないと到達できない、「日本一のモグラ駅」として親しまれている。「関東の駅百選」認定駅の1つ。
そうですそうです!これです。
ちなみに高低差はなんと・・・「81m」!
現在の土合駅は、上り線(水上・高崎方面)は地上にあるのですが、下り線(越後湯沢・長岡方面)は新清水トンネル内にあるためにこのようなことになっています。
- なぜこんな風に下りだけトンネル内になってしまったのだろうか?
こちらも間単に説明して行きたいと思います。
まず、1931年、現在の上り線が開業しました。当時は単線での運転でした。
そのときに合わせて、信号所が設けられました。
・1931年
←越後湯沢 水上→
(現:上り線)ーーーーーーーーーー(信号所)―---------------
当時は、まだ単線であり、技術もそれほどではなかったために、下り線とは違い、地上に設けられました。もちろん現在も地上に存在しますけど。
このときにはまだ信号所としての開業で、旅客扱いはしていませんでした。
当時は東京ー日本海側を結ぶ貴重なルートとして重宝されたようです。
そして次。
・1936年
(現:上り線)----------(土合駅)----------------
1936年、信号所から見事に駅へと昇格しましたー。
でもまだ単線のまま。いつになったら複線へと変わるんだろう・・・。
・1967年
上り線----------(土合駅)---------------ーーー
下り線__________(土合駅)_____(新清水トンネル内)_____
1967年、この上越線の輸送力はもう限界へ達していたため、複線化が行われました。その際、新しくできる下り線はこの清水峠を越える、上り線より長い新清水トンネルを建設。
トンネルの全長が上り線より長くなってしまったということで、土合駅も地下に設けられました。
つまり、このような状態になったのです。
_______
/ 清水峠 \
/ \
/ \
/----------- \_______(土合駅)____-------
/--------------------(土合駅)-----------
↑新清水トンネル(下り線・1964年開業) ↑
つまりは、1931年のときは技術もまだ浅かったためにループ線でじっくりと高度を稼いでトンネルの長さを頑張って縮めようとしていました。なので地上にあるのです。
しかし、1967年の新清水トンネルは、技術も大分か高度になったので、「ループ線なんかいらねぇや!」ていう勢いで地下深くをトンネルでぶち抜く、ということをしたので土合駅は地下に設けられました。
だいたい、分かっていただけたでしょうか?
- 今も利用客って、いるの?
正直、地元の利用客の方々は恐らくほんのわずかです。やはり、ここへやってくる人は主にこの土合駅目当ての方や谷川岳登山の方たちでしょう。
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さあ、勉強はここまでにして、本編に入りますか。
にしてもこのときは鉄道旅行の間だったので、この日(2日目)ははるばる千葉からやってきたのです。
それでは、水上駅より開始します。
2014年12月下旬 17:39
はるばる今日の出発地:千葉のほうからやってきました。
水上駅に着いたころにはもう真っ暗。これからどのような体験がまっているのでしょう・・・。
にしても、雪凄いな・・・。
写真はその土合駅に向かう115系の列車。確か長岡行きでした。
これから暗闇の上越国境へ・・・。(私は越えることはしませんけど)
わくわくと恐怖が入り混じるこの瞬間。
どんな駅なんだろう・・・。(実際に2度なら通ったことがあります。)
暗闇を走ること約10分・・・。
17:52
土合駅へやってまいりましたっ!
列車はそのまま発車・・・。
列車を見送る。
他にも同じ目的と思われる方々が2名ほどいらっしゃいます。
さあ~ここからは夜の探索だ。
タイムリミットは今から約30分後の18時21分。(確か)
頑張っていろいろな発見をしてやる!
続く。
5/18 続き完成